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呼びかけ文

         共謀罪 どう思う?全国意見投票 呼びかけ文

 共謀罪の新設を含む「犯罪の国際化及び組織化並びに情報処理の高度化に対処するための刑法等の一部を改正する法律案」が前の国会で継続審議となり、今秋の国会で成立がはかられようとしています。
 共謀罪は「4年以上の刑を定める犯罪」(その数は619以上にも及ぶ)について「遂行を共謀」したものを「犯罪の合意」というどのようにも解しうる曖昧かつ不明確な基準によって処罰するものです。
 これは犯罪を実行しなくても、ただ話し合っただけで処罰されることに繋がるものであり、実行行為を処罰することを基本原則としてきたわが国の刑法体系を根底から覆すものです。また個人の意思や思想を処罰することに通じ、憲法の保障する思想・良心の自由、表現の自由、集会・結社の自由等の基本的人権に対する重大な脅威となるものです。
 さらに共謀罪の捜査は、具体的な犯罪行為を対象とするのではなく、会話、電話、電子メールなどあらゆるコミュニケーションの内容を対象とせざるを得ないため、自白への依存度を強めるとともに、犯罪捜査のための盗聴の拡大や電子メールの傍受の合法化など、わが国の監視社会化に一層、拍車をかける危険性をはらんでいます。                         
 このような共謀罪新設の動きを国民はどう見ているのでしょうか。私たちは、このことを市民の手で確かめるために、「共謀罪 どう思う?全国意見投票」を行うことにしました。
 意見投票は、(共謀罪新設に)賛成、反対、わからないの3つの部分に区分けされた(一枚の)投票ボードを街頭に設置し、通りかかる市民にボードに丸いシールを貼ってもらうことによって自らの意思を表示してもらいます。この方法は最も気軽に投票してもらうことができ、効率的、かつ公正に市民の意思を確認できる方法です。
 意見投票の全国統一実施期間を2006年9月30日(土)~10月22日(日)とします。このなかのご都合のいい日を選んで実施してください。
 全国の投票結果は、内閣総理大臣、衆参両議院議長、そして衆参法務委員会委員長に届けます。詳細は下記のウエブサイトをご覧ください。
http://kyobou.exblog.jp/
 全国意見投票が成功するかどうかは、全国でどれだけ多くの地域でこれに取り組んでいただけるか、そしてどれだけ多くの投票を集約できるかにかかっています。共謀罪に関心をお持ちの全国の個人、団体のみなさん、ぜひ共謀罪全国投票に取り組んでくださいますよう、心から呼びかけます。
 2006年8月30日

 呼びかけ人 
  足立 昌勝  関東学院大学教授
  内田 博文  九州大学教授
  浦部 信児  弁護士
  金城 睦   弁護士
  高山 俊吉  弁護士 憲法と人権の日弁連をめざす会代表
  永嶋 靖久  弁護士
  中西 義徳  弁護士
  中村 順英  弁護士 元日弁連副会長 
  西村 正治  弁護士 第二東京弁護士会副会長
  萩尾 健太  弁護士 
  宮本 弘典  関東学院大学教授
  毛利 正道  弁護士

            事務局 野田隆三郎(岡山大学名誉教授)

  
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by kyobou | 2006-08-21 11:42 | 呼びかけ文